迷惑電話に関する相談窓口の使い方

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本ページでは、迷惑電話や不審な勧誘を受けたときに頼りになる、消費生活センターや警察などの相談窓口の使い方をまとめています。 「どこに相談すればよいか分からない」「相談の際に何を伝えれば良いのか不安」という方は、ぜひ参考にしてください。

主な相談窓口の種類

  • 消費生活センター:契約トラブルや悪質商法に関する相談を受け付けています。迷惑電話をきっかけとした契約問題がある場合に有効です。
  • 消費者ホットライン(188):局番なしの「188(イヤヤ)」に電話をすると、最寄りの消費生活相談窓口につながります。
  • 警察相談専用電話(#9110):犯罪の疑いがある場合や、不安を感じる事案について警察に相談できます。緊急時は110番を利用してください。
  • 各種監督官庁:金融商品や投資、電気・ガス・通信サービスなど、分野によっては所管の行政機関が相談を受け付けている場合があります。

通信キャリア各社による対策

各携帯キャリアや固定電話サービスでは、迷惑電話に対応するための公式サポートを提供しています。 迷惑電話のブロック機能や着信拒否サービスなどを組み合わせて、被害の予防に役立ててください。

行政への相談窓口

被害に遭った場合や強い不安を感じる場合は、行政機関への相談も重要です。 迷惑電話がきっかけとなった契約や請求トラブルについて、専門の窓口が対応してくれます。

参考情報

迷惑電話対策に役立つ情報や、詐欺被害の未然防止に役立つ資料もあわせて紹介します。

相談前に準備しておくとよい情報

  • 相手の電話番号、事業者名、担当者名
  • 電話がかかってきた日時と回数
  • 勧誘内容(商品・サービス・金額・支払い方法など)
  • こちらが伝えた返答(断ったかどうか、どのように答えたか)
  • 録音データやメモ、契約書面・チラシなどの資料

これらの情報がすべて揃っていなくても相談は可能ですが、分かる範囲で整理しておくと、より具体的な助言を受けやすくなります。

相談の流れとポイント

  • 状況を落ち着いて説明する:感情的にならず、「いつ・どこから・どのような電話があったか」を時系列で伝えるとスムーズです。
  • 不安な点や知りたいことをメモしておく:相談の前に、「どこが不安なのか」「何を知りたいのか」をメモしておくと聞き漏れを防げます。
  • 担当者の助言に従う:相談窓口から紹介された手続きや、注意点をよく聞き、必要があれば再度相談することも検討しましょう。

いつ警察への相談・通報を検討すべきか

  • お金をだまし取られた、またはその危険が高いと感じる場合
  • 脅迫的な言動や執拗な嫌がらせを受けている場合
  • 個人情報の漏えいが疑われる場合
  • 高齢の家族などが被害に遭っている疑いがある場合

緊急性が高いと感じる場合は、ためらわず110番通報を検討し、危険を感じたときは自分の安全を最優先にしてください。

迷惑電話や不審な勧誘は、一人で抱え込むと不安が大きくなりがちです。 「少し変だな」「おかしいかもしれない」と感じた段階で、早めに公的な相談窓口を活用することが、被害の予防や拡大防止につながります。

 

掲載日

運営:電話トラブル対策センター
代表 山田 幸俊

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